第2回公開シンポジウム i n ハートピア京都
2010年9月9日(木)午後6時開演
「京都梅小路公園に水族館? ~生物多様性から考える~」
環境モデル都市・京都に水族館? ほんまにほんま?
http://www.eonet.ne.jp/~qzu03325/caring.html
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「京都市下京区の梅小路公園の一角に、オリックス不動産株式会社
が国内最大の内陸型水族館の建設を進めています。5月14日、京都市
が都市公園法に基づき水族館建設の設置を許可し、7月に建設工事が
開始されました。
6月1日付の市民しんぶんで京都市は「京都にいながら海の体験が可能
に!」と謳いました。環境モデル都市を掲げる京都市長が『なぜ恵ま
れた山や森や川での環境学習ではなく、わざわざ民間企業に賃貸料を
下げてまで市有地を提供し、イルカショーを呼び物にする水族館建設
を推進しようとされているのか、京都水族館(仮称)は環境学習施設
ではなく娯楽施設であり、人間が自己中心的な愚か者であることを教
えるだけの場になるのではないか』等の疑問に正面から答えられるこ
となく水族館の設置を許可されたことに私は哀しみを覚え続けており
ます。
当会では、今一度、立ち止まり、生物多様性の視点から水族館建設の
意味を検証したく存じます。どうぞご参集下さい。合掌」
法然院 貫主 梶田真章
○内容
■第一部 講演「生物多様性と人の営み~乗鞍岳の生物多様性保全の
ためにチューリップを植えようとした人々の話、その他~」
京都大学名誉教授〔理学博士〕 川那部 浩哉
■第二部 講演「動物研究者から見た水族館問題」
京都大学野生動物研究センター教授 幸島 司郎
■第三部 対談「京都水族館建設の意味を問う」
川那部浩哉 × 幸島司郎 (司会進行 梶田真章)
講師プロフィール
・川那部 浩哉(かわなべ ひろや)
京都大学大学院理学研究科博士課程(動物学専攻)修了、同大学・
助手・講師・助教授・教授・生態学研究センター長を経て、1996年
4月より2010年3月まで滋賀県立琵琶湖博物館館長〔現在は名誉学芸
員〕。日本生態学会元会長。専門は生態学。特に群集関係の生態学、
生物文化多様性論。著書は『生物と環境 – 川魚の生態を中心に』
(人文書院)、『川と湖の生態学』(講談社学術文庫)、『生物界
における共生と多様性』(人文書院)、『魚々食紀ー古来、日本人
は魚をどう食べてきたか』(平凡社新書)、『生態学の「大きな」
話』(農山漁村文化協会)、『対談 琵琶湖博物館を語る1996~
2006』(サンライズ出版)、『深泥池の自然と暮らし -生態系管
理を目指して-』(サンライズ出版)他多数。
・幸島司郎(こうしま しろう)
1955年、名古屋市に生まれる。1974~85年、京都大学理学部入学と
同時に山岳部に入部。山登りに精を出し過ぎたためか、学部6年、
大学院5年(動物学教室)の長い学生生活を送る。1985~89年、日
本学術振興会奨励研究員および特別研究員。1989~90年、無職(自
称フリーサイエンティスト)。立山やアマゾンへ出稼ぎに行って
しのぐ。1990~2008年、東京工業大学理学部助教授、後に大学院生
命理工学研究科准教授。2008年より京都大学野生動物研究センター
教授。専門は動物行動学、生態学、雪氷生物学。
○日時:2010年9月9日(木)午後6時(開演)~8時45分
○会場:京都府立総合社会福祉会館 ハートピア京都 大会議室
http://www.heartpiakyoto.jp/
〒604-0874 京都市中京区竹屋町通烏丸東入る清水町375番地
京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅下車 5番出口
TEL 075-222-1777
○定員:200名(先着順、事前申込不要。当日、会場にお越しください。)
○参加費:無料 ※会場でカンパを募りますので、ご協力ください。
○主催:「京都水族館(仮称)と梅小路公園の未来を考える会」
実行委員会(法然院、日本環境保護国際交流会(J.E.E.)、
アートステージ567、財団法人啓明社、いきもの多様性研究所(順不同))
○お問合せ先:
「京都水族館(仮称)と梅小路公園の未来を考える会」 実行委員会事務局
URL http://www.eonet.ne.jp/~qzu03325/caring.html
〒604-8862 京都市中京区壬生森町13-34 いきもの多様性研究所内
E-Mail inst.biodiversity@gmail.com
TEL・FAX:075-203-6449