アストロリコ TANGO ABRAZO-抱擁- vol.9

タンゴ アンサンブル  “ アストロリコ ”  四重奏

日時: 2024年3月17日(日) 開場14:30 開演15:00~

会場: 京都府庁 旧本館旧議場

出演:アストロリコ ASTRORICO
bandoneon /門奈 紀生
Toshio Monna
violin/麻場 利華
Rica Asaba
electric piano / 麓 朝光 Tomomitsu Fumoto
contrabajo / 後藤 雅史 Masashi Goto

入場料: 前売4.500円(当日 4,900円) 高校生以下2,000円
(収益金の一部を、東日本大震災・能登半島地震の 被災地復興支援寄附金、「いわき放射能市民測定室たらちね」に寄付致します。)

定員:80名(チケット完売の場合は当日ご入場不可になります。事前にお問合せ下さい)

お問合せ・ご予約:アートステージ567 Tel/Fax.075-256-3759
(〒604-0863 京都市中京区夷川通烏丸西入巴町92
*月休・12 時~ 18 時受付、催事による変更あり)

主催:アートステージ567

協力:オフィスソルーナ

会場:京都府庁
〒602-8570 京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
交通案内
◎地下鉄 京都駅から市営地下鉄烏丸線「丸太町」 下車徒歩10 分
◎市バス 三条京阪から10 系統、京阪神 宮丸太町から93 系統、202 系統、204 系統、「文化庁前・ 府庁前」下車徒歩5 分
【ご注意】
●当日、正門は閉まっています。東門からお入り下さい。
●公共の交通機関をご利用下さい。当日は駐車場ご利用出来ません。


TANGO・・人の毎日の営みから誕生した音楽、故郷を離れ、苦難の移民、絶望の淵に居る時に、恋しみを受け止めてくれる
2011.3.11, 2024.1.1によせて

アルゼンチンで最高の評価を得、世界で活躍するタンゴバンド”アストロリコ”・・・。2011年、町家の一室から始まった東日本大震災被災の方々への復興祈念のコンサート「タンゴアブラッソ(抱擁)=TANGO ABRAZO」、2013 年からは歴史の大舞台、京都府庁日本館正庁にて、2019年9月まで毎年開いてきました。・・・しかし翌年明けからの新型ウイルス感染の広がりと共に、あの正庁の大広間はコロナウイルス感染対策本部に変わりました。・・・そして、感染拡大の終息に伴ない、逝く利用出来るようになり、2024年3月17日午後! TANGO ABRAZO 四重奏、開催を決定致しました。4年半ぶりです。
この度は、趣向を変えて正庁ではなく、同じ旧本館北側の旧議場(現存する議場では日本最古)で開催します。明治の議席で圧巻のタンゴ
四重奏をお楽しみ下さい。
東日本大震災、様々な自然災害、そして今、1月1日に起きた能登半島地震苦難悲しみの真只中にある方々に祈りと誠を捧げます。


【アストロリコとは・・・】
「アストル・ピアソラ」 「アニバル・トロイロ」  「レオポルド・フェデリコ」
バンドネオンの巨匠、三人の名前に因んでいる。
「アストロ=天体」「リコ=豊かな」で「豊かな天体」 という意味のスペイン語の造語にもなることから、
「この三人がこの天体をタンゴで豊かな世界にしてくれた」 と彼らに感謝と敬愛の念を込めて
リーダー門奈紀生が命名した。

Tango Ensemble ASTRORICO
日本を代表するバンドネオンの名演奏家 門奈紀生を中心に1992 年4 月京都でデビュー。 初海外公演(’93 年) からすでに「驚異的な偉業を成し遂げた日本人グループ」と絶賛され、第2回世界タンゴサミットに日 本人アーティストとして初招聘を受ける。本場のタンゴ通や各メディアから「タンゴが何たるかを我々に示してくれた偉大な るアーティスト」と賞賛される。以後、本場の辛口タンゴファンからも「日本の名門楽団」として大きな支持を受けるなど人 気楽団となり、世界タンゴサミットや国際タンゴフェスティバルなどに、数多く招待アーティストとして出演。レクチャー・ コンサートやタンゴ奏法ワークショップを開催するなど、次世代へタンゴを繋げるための「タンゴ草の根運動」も熱心に展開 し、若手タンゴ・ミュージシャン輩出に大きく貢献。

バンドネオン: 門奈 紀生 Toshio Monna
「オルケスタ・ティピカ・ポルテニア」「ロス・タンゲー ロス」「タンゴ・クリスタル」等の楽団で活躍後、1991 年 自己の楽団アストロリコを結成。日本人離れしたタンゴ の感性に、本場アルゼンチンでもマスコミや聴衆から 「奇跡!」と驚嘆される。次世代にタンゴを伝えるべく常 に一歩先を見据えた活動は、現在の若い優秀なタンゴ演 奏家の出現に多大なる貢献をし、彼らの優れた活動にも 大きく影響を及ぼす。その高い音楽性によりクラシック のオーケストラと度重なる共演をはじめ、民族音楽学の イギリス国際学会で日本を代表してタンゴ演奏をし絶 賛を博すなど、国内外でその才能を発揮し評価されてい る。「黄金の左腕を持つバンドネオン奏者」の異名のとお り、琴線にふれる情感豊かな演奏で人々を魅了してい る。藤村志保・栗塚旭主演の映画「二人日和」(2005 年度ドイツ・フランクフルトでの映画祭 でジャパン・コネクション・グランプリ受賞) の音楽も手がけ話題を呼んだ。

バイオリン: 麻場 利華 Rica Asaba
アストロリコの海外公演で演奏を聴いた故ウーゴ・バラリスや故ア ントニオ・アグリといったタンゴバイオリンの巨匠達が「彼女には教 えることはない」「彼女はアルゼンチン人か?!」と驚愕し、称賛。2000 年第5 回タンゴ世界サミット(アルゼンチン・ロサリオ大会)では、現 代タンゴの巨匠R. メデーロス率いるタンゴ世界オーケストラに同氏 からの要請で参加。ラジオのタンゴ番組パーソナリティやタンゴレク チャーのナビゲーターしても高く評価されている。

ピアノ:麓 朝光 Tomomitsu Fumoto
6歳からピアノを、15歳から作曲を始める。 ピアノをルイス=フェ ルナンド・ペレス、タンゴピアノを青木菜穂子、大長志野、ニコラス・ レデスマの各氏に師事。 第1 回広島作曲コンクール奨励賞、第20 回 町田市ピアノコンクール市議会議長賞受賞。 15 年8月、パブロ・カザ ルス音楽祭(フランス)マスタークラス参加、同音楽祭に出演。 16 年5 月、イタリア、スペインで演奏ツアー。 現在は、宝塚歌劇団、OSK 日本 歌劇団などのミュージカルやショーの音楽制作や自身の演奏活動を 行なっている。

コントラバス:後藤 雅史 Masashi Goto
京都国際学生音楽フェスティバル2007、米国シンシナティ音楽院で開 催された第14 回世界吹奏楽大会等に出場。大阪音楽大学在学中からピ アソラに魅せられタンゴ活動を開始。2013 年夏ブエノスアイレスでP. コテラ氏に師事し、さらに2014 年夏には現在のタンゴ・コントラバス の最高峰オラシオ・カバルコスのもとで研鑽を積む。コントラバスの タンゴ奏法ワークショップを開催したり、「KANSAI Tango Orquesta」 を主宰するなど、積極的にタンゴを広める活動を行っている。